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腰痛体操

〜 痛みのない範囲で、毎日少しずつ 〜

⚠️ まず確認してください

次のような腰痛は、自己流の体操の前に必ず受診を。重い病気が隠れていることがあります。

  • 足のしびれ・力が入らない・感覚が鈍い
  • 排尿・排便がしにくい/もれる
  • 発熱をともなう、夜間や安静にしていても強く痛む
  • 転倒・事故のあとの痛み、がん治療中の方

また、体操中に痛みやしびれが強くなったらすぐ中止してください。ぎっくり腰など急性の強い痛みのときは、無理に動かさず安静を優先します。

腰は「動かしながら」治していく

かつては「腰が痛いときは安静に」と言われていました。けれど今は、痛みのない範囲で少しずつ動かすほうが回復が早いことがわかっています。

長く動かさないでいると、腰やお腹まわりの筋肉が弱り、かえって痛みが長引きます。ここで紹介する体操は、こり固まった筋肉をやわらげ、腰を支える力を取り戻すための、やさしいものばかりです。

🧠 こころと腰痛は、つながっています

原因がはっきりしない腰痛(慢性腰痛)の多くには、ストレス・不安・気分の落ち込みが関わっていることが知られています。緊張すると筋肉がこわばり、「また痛むかも」という不安が体をさらに固くする——この悪循環が痛みを長引かせます。体を動かすことは、この緊張をほどき、気分そのものを軽くする効果もあります。

🌱 続けるための3つのコツ

① 痛気持ちいい範囲で……痛みを我慢してまで伸ばさない。
② 呼吸を止めない……ゆっくり吐きながら伸ばす。
③ 毎日少しずつ……1回がんばるより、毎日コツコツが効きます。

毎日の腰痛体操・8つ

1骨盤ゆらし

🔁 10回 ゆっくり

あおむけで両ひざを立てます。お腹に軽く力を入れて腰を床に押しつける→ゆるめるをくり返します。骨盤を前後にコロンと転がすイメージです。

ポイント:腰を反らしすぎないように。お腹の奥が軽く働く感じを意識します。

2ひざ抱えストレッチ

⏱️ 左右 各20〜30秒

あおむけで片ひざを両手で抱え、胸のほうへゆっくり引き寄せます。お尻から腰が気持ちよく伸びたところでキープ。反対側、最後は両ひざも抱えます。

30

3キャット&カウ(背中まるめ・反らし)

🔁 ゆっくり 8往復

よつばいになり、息を吐きながら背中をネコのように丸め、息を吸いながらゆっくり反らします。背骨を1本ずつ動かすように、なめらかに。

ポイント:反らすときは無理せず、腰ではなく背中全体を使うイメージで。

4お尻のストレッチ(梨状筋)

⏱️ 左右 各20〜30秒

あおむけで片足首を反対のひざに乗せ、下の太ももを抱えて手前に引きます。お尻の奥が伸びます。坐骨神経の通り道がゆるみ、足の張りもラクに。

30

5太もも裏のストレッチ(ハムストリング)

⏱️ 左右 各20〜30秒

あおむけで片足を上げ、太ももの裏を両手で支えてひざをゆっくり伸ばします。タオルを足裏にかけて引くと安全です。太もも裏の硬さは腰痛の大きな原因です。

30

6ドローイン(お腹を薄く)

⏱️ 10秒キープ × 5回

あおむけでひざを立て、息を吐きながらお腹を薄くへこませ、そのままキープして呼吸を続けます。腰を支える深層の筋肉(インナーマッスル)を目覚めさせます。

10

7ヒップリフト(お尻上げ)

🔁 10回 × 1〜2セット

あおむけでひざを立て、お尻をゆっくり持ち上げて肩〜ひざが一直線になったら数秒キープ、ゆっくり下ろします。お尻と体幹を鍛え、腰の負担を減らします。

ポイント:腰を反らして上げすぎない。お尻の力で持ち上げます。

8バードドッグ(手足を伸ばす)

⏱️ 左右交互 各5回

よつばいから、片腕と反対側の足をゆっくり水平に伸ばし、体をまっすぐ保って数秒キープ。腰を安定させる筋肉をバランスよく鍛える、定番の体幹トレです。

ポイント:体がぐらつかないように、お腹に軽く力を入れて。
🗓️ どのくらいやればいい?

すべてやっても10分ほど。まずは1日1回、できる範囲から始めましょう。朝起きたあとや入浴後の体が温まっているときがおすすめです。

「毎日ぜんぶ完璧に」より「今日は2つだけでも続ける」ほうが、ずっと効果的です

こんなときは医療機関へ

体操を続けても、次のようなときは整形外科などの受診をおすすめします。

  • 体操をしても、2〜4週間たっても痛みが軽くならない
  • 足のしびれ・痛み・力の入りにくさが出てきた
  • 体操をすると、かえって痛みが強くなる
  • 痛みのために眠れない・気分がひどく落ち込む

慢性的な痛みと気分の落ち込みが重なっているときは、こころの面からのサポートも役立ちます。つらいときは当院にもご相談ください。

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