🏠💙

ステップファミリーで暮らすあなたへ

〜 あなたの気持ちは、あなたのもの 〜

お母さんやお父さんが再婚して、新しい家族ができた。「嬉しい」と感じる人もいれば、「複雑」「嫌だ」「よくわからない」と感じる人もいる。どんな気持ちでも、それはあなたの自然な気持ちです。間違った気持ちなんてありません。このページは、ステップファミリーで暮らすあなたのために作りました。

こんな気持ち、ありませんか?

😶

モヤモヤ・複雑な気持ち

新しい家族のことが嫌いじゃないけど、なんかモヤモヤする。嬉しいような、悲しいような、怒りたいような。はっきりしない気持ちを抱えているのは、あなただけではありません。

💔

板挟みの気持ち

「新しいお父さん/お母さんのことが好きになっちゃったら、本当のお父さん/お母さんに悪い」。この板挟みの気持ちは、ステップファミリーの子どもにとって一番多い悩みです。両方の親を好きでいていいし、好きになれなくても大丈夫です。

🏠

居場所がない感じ

「この家に自分の場所があるのかな」「自分だけ浮いている気がする」。新しい家族の中で、自分の位置がわからなくなることがあります。

🌅

前の家族が恋しい

前の生活、前の家、前のいつもの日常。戻れないとわかっていても恋しくなる。それは「わがまま」ではなく、大切なものを失った自然な悲しみです。

😤

怒り

「勝手に決めないでほしい」「自分の意見を聞いてくれなかった」。自分の人生を大きく変える決断について、選択権がなかったかもしれない。怒るのは当然のことです。

💡 あなただけじゃない

研究によると、ステップファミリーの子どもが感じるこれらの気持ちは、世界中の子どもに共通しています。新しい家族に慣れるには5〜7年かかるとも言われています。今つらくても、少しずつ楽になっていきます。

これだけは知っておいてほしいこと

🌟

親の再婚は、あなたのせいでもあなたの責任でもない

離婚も再婚も、大人の決断です。あなたが「もっといい子だったら」離婚しなかったわけではないし、あなたが再婚を「受け入れなければならない」わけでもありません。

💜

両方の親を大切に思っていい

新しい親が来ても、前の親(別居親)のことを忘れなくていい。写真を持っていてもいいし、会いたいと言ってもいい。両方を大切に思うことは、誰も裏切ることにはなりません。

🗣️

呼び方は自分で決めていい

新しい親を「お父さん/お母さん」と呼ばなくていい。名前やニックネームで呼んでもいい。呼び方は自分が心地いいものでOK。誰にも強制されるものではありません。

時間がかかっていい

新しい家族を好きになるのに、期限はありません。ゆっくりでいい。好きになれなくても、「一緒に暮らすうえで、まあまあやっていける距離感」が見つかればOKです。

つらくなった時にできること

1

気持ちを「外に出す」

書く(日記、メモ、LINEの下書き)、信頼できる人に話す、絵を描く、音楽を聴く。気持ちを自分の中だけに溜めないことが大切です。

2

「自分だけの時間・場所」を確保する

自分の部屋、イヤホン、散歩。家の中でも「ここは自分のスペース」と決めていいのです。

3

信頼できる大人に話す

親に直接言いにくければ、学校の先生、スクールカウンセラー、保健室の先生、親戚でもいい。「話してくれてありがとう」と言ってくれる大人は必ずいます。

4

親に気持ちを伝えてみる

「新しいお父さん/お母さんが嫌いなわけじゃないけど、時々さみしくなる」「前のおうちのことを思い出す」——「私は〜と感じている」と伝えてみてください。

5

同じ立場の人とつながる

ステップファミリーの子どもは、自分が思っている以上にたくさんいます。同じ経験をした人の話を聞くと、「自分だけじゃないんだ」と感じられます。

自分を追い詰めないために

⚠️ やめてほしいこと
  • 「いい子」を演じ続けること — 無理して笑っていると、いつか心が限界になります。本当の気持ちを押し殺さないでください。
  • 全部ひとりで抱え込むこと — 「誰にも言えない」と思っても、助けてくれる大人はいます。
  • 自分を責めること — 「自分がもっと良い子なら」「自分がいなければうまくいく」——それは事実ではありません。絶対に。
  • わざと問題を起こして試すこと — 「本当に自分のことを気にかけてくれるか試したい」気持ちはわかる。でも、素直に「不安だ」と言葉にする方が、ちゃんと伝わります。

よくある質問

新しい親のことが好きになれません
好きにならなくても大丈夫です。「嫌いじゃない」「一緒にいても平気」ぐらいでOK。好きになるかどうかは、時間が経ってみないとわかりません。今は無理に好きにならなくていいです。
前のお父さん/お母さんに会いたい
会いたい気持ちは自然なことです。親に「会いたい」と伝えていいし、それは誰のことも傷つけません。あなたには両方の親を大切に思う権利があります。
きょうだいの扱いが違うように感じます
気になったら、親に「こうしてほしい」と具体的に伝えてみてください。親も気づいていないことがあります。「◯◯してくれると嬉しい」という形で伝えると、伝わりやすいです。
友だちに家庭の事情を話すのが恥ずかしい
ステップファミリーは珍しいことではありません。でも、話したくなければ話さなくていい。自分が心地いい範囲で大丈夫です。信頼できる友だちに話すと、気持ちが軽くなることもあります。
つらすぎて学校に行きたくない
それは心のSOSサインです。我慢し続けないでください。保健室の先生、スクールカウンセラー、信頼できる大人に話してください。学校に行けないほどつらいなら、それは助けが必要なときです。

ひとりで抱えなくていい

🤝 話を聴いてくれる場所があるよ
📞
チャイルドライン
18歳以下の子ども専用の電話相談。あなたの気持ちを聴いてくれます。
0120-99-7777
🕐
よりそいホットライン
24時間無料。誰でも相談できます。
0120-279-338
🏫
スクールカウンセラー
学校で相談できる専門家。担任の先生や保健室の先生に「カウンセラーに相談したい」と伝えてみてください。
🏥
当院の受診
親御さんと一緒でも、一人でも相談OK。「話を聞いてほしいだけ」でも大丈夫です。
💙

あなたの気持ちは、間違っていない

嬉しくても、悲しくても、怒っていても、何も感じなくても——その気持ちはあなたのものであり、誰にも否定されるものではありません。新しい家族のかたちに慣れるには、時間がかかります。焦らなくていい。無理しなくていい。あなたはあなたのままでいい。
つらくなったら、誰かに話してください。あなたの声を聴きたい大人は、きっといます。

👨‍👩‍👧 親向けページ 🤝 思春期の対人関係 トップに戻る →