うまく話せなくて大丈夫です。書いて見せてください
診察室で自分のことを説明するのは、思っている以上に難しいものです。とくに何年も続いてきた困りごとほど、短い時間では話しにくい。だから先に書いておきます。
これは判定するシートではありません。当てはまる数を数えたり、点数を出したりはしません。診察で話すことを、先に並べておくだけのものです。
全部埋める必要はありません。書けるところだけで、じゅうぶん役に立ちます。書いた内容はお使いの端末の中だけに保存されます。
いちばん大事なところです。「不注意があります」より「先週こういう場面でこうなった」のほうが、何倍も情報になります。困っている順に3つまで。
✕ 集中力がない
○ 会議中に話が入ってこなくなり、あとで議事録を読み直している。週に2〜3回。5年くらい前から。
子どもの頃からずっとなのか、ある時期から始まったのか。ここで見立てが大きく変わります。「思い出せない」も立派な情報なので、そう書いてください。
どこでも同じように困るのか、場所や相手によって変わるのか。これは発達特性かどうかを見分ける、大きな手がかりです。
環境が変わったとたんに楽になったのなら、変えるべきは自分ではなく環境だったのかもしれません。これも診察でお伝えいただきたい大事な情報です。
診断の3つ目の要件にあたるところです。覚えていないことのほうが多くて当たり前なので、思い出せる範囲で構いません。
無くても診察は進みます。探してみて見つかったら、で大丈夫です。
発達特性以外の可能性も、並行して確かめます。当てはまるものがあれば選んでください。これも判定ではなく、確かめる順番を決めるためのものです。
ここがはっきりしていると、診察の時間の使い方が変わります。「診断名がほしい」も、正直な答えとして大丈夫です。
なぜ今なのか。何があって調べ始めたのか。そこに、いちばん困っていることが表れていることがよくあります。ネットのチェックをやってみた方は、そのことも書いていただいて構いません。
📱 診察にお持ちください
印刷して紙でお持ちいただいても構いません。