統合失調症は、脳の情報処理がうまくいかなくなる病気です。
見たこと・聞いたこと・考えたことを整理する脳の働きに不調が起きるため、現実との区別がつきにくくなったり、意欲が出にくくなったりします。
脳では「ドーパミン」という物質が情報を伝えています。統合失調症では、このドーパミンのバランスが崩れています。
お薬は、この多すぎるドーパミンを調整することで症状を和らげます。
本来ないはずのものが「足される」症状です。脳がドーパミンを出しすぎることで起こります。
本来あるはずのものが「引かれる」症状です。前頭前野のドーパミンが不足することで起こります。
見えにくいけれど、日常生活への影響が大きい症状です。
統合失調症の経過は、大きく3つの時期に分けられます。
抗精神病薬は、脳のドーパミンのバランスを調整するお薬です。
統合失調症の治療で最も大切な柱です。
第2世代(非定型)抗精神病薬が現在の主流です。陽性症状だけでなく、陰性症状にも効果が期待できるものがあります。
「調子がいいから」と自分の判断でお薬をやめると、再発のリスクが大きく上がります。
再発を繰り返すと、回復に時間がかかるようになることがあります。
副作用が出ることがありますが、主治医に伝えれば対処できます。我慢しないでください。
| 副作用 | 対処法 |
|---|---|
| 😴 眠気 | 服用時間の変更、お薬の種類の見直し |
| ⚖️ 体重増加 | 食事・運動の工夫、お薬の調整 |
| 🤲 手の震え | 副作用止めの追加、お薬の変更 |
| 😐 表情が乏しい | お薬の量の調整 |
| 🚶 そわそわする | アカシジア対策のお薬を追加 |
お薬と組み合わせることで、回復をさらに後押しする支援があります。
毎日のちょっとした工夫が、安定した生活の土台になります。
リカバリーとは、症状をゼロにすることではありません。自分らしい生活を取り戻していくプロセスです。
ご家族の関わり方は、回復にとても大きな影響があります。
陰性症状(意欲が出ない、引きこもる)は「怠け」ではなく脳の症状です。批判や過度な心配よりも、穏やかな見守りが回復を助けます。
もう一度、いちばん大切な3つのことを確認しましょう。
「ここまで読んでくださり、ありがとうございます。わからないことや気になることは、いつでも聞いてくださいね。」