〜 行き渋り・不登校の対応ガイド 〜
朝、子どもが「学校に行きたくない」と言ったとき、どう対応すればいいか。このページでは、朝の対応フロー、起立性調節障害の理解、休む日の過ごし方、家庭学習の進め方、当院でできることをまとめました。焦らず、一つずつ確認してください。
子どもが「行きたくない」と言えたこと自体が、あなたへの信頼の証です。まず深呼吸してから、ステップを確認してください。
いじめ・虐待・自傷のサインがないか確認します。身体にアザがある、持ち物が壊されている、「死にたい」と言っている場合は、すぐに学校に連絡し、次回の診察を待たずに当院にお電話ください。状況に応じて緊急の診察枠をお取りします。
「何言ってるの!」「みんな行ってるでしょ」は禁句。まず「そうか、行きたくないんだね」と、気持ちを受け止めます。これだけで、子どもは安心します。
身体症状がある場合、心因性(ストレスが体に出ている)の可能性があります。仮病と決めつけないでください。つらさは本物です。症状が続く場合は、次回の診察でお伝えください。必要に応じて身体疾患の除外のための検査を手配したり、不安や緊張を和らげるお薬を検討します。
特に「朝どうしても起きられない」「立ちくらみがする」「午前中はぐったりしているが午後から元気になる」という場合は、起立性調節障害(OD)の可能性があります。これは自律神経の問題で、気持ちの問題ではありません。診察でご相談ください。
すぐに答えられなくてもOK。「話したくなったらいつでも聞くよ」と伝えておく。問い詰めると逆効果。答えを急がず、待つことが大切です。
状況に応じて判断しましょう。
不登校の子どもの約3〜4割に起立性調節障害が関わっていると言われています。
自律神経の機能が未熟なために、朝の血圧が上がらず、起きたくても体が動かない状態です。
⚠️ 「怠けている」「気合が足りない」は禁句です。
本人が一番つらいのに、さぼりだと誤解されてさらに追い詰められるケースが非常に多いです。
起立性調節障害は午後には症状が改善するのが特徴です。つまり、ODだけが原因なら、遅刻してでも午後から登校できる可能性があります。
逆に言えば、午後になっても動けない・午後から登校もできない場合は、ODだけでなく不安・抑うつ・発達特性など別の要因が重なっている可能性があります。その場合は、何が本当の壁になっているのか、診察で丁寧に評価していきます。
「行きたくない」を無視して毎日無理に行かせ続けると…
学校を休んでいる間、ゲームやスマホに浸る生活が続くと…
休むことは必要なときもあります。でも、「休む=回復に向けた過ごし方をする」という意識が大切です。
「学校には行けないけど、一日を大切に過ごす」ための枠組みです。完璧にこなす必要はありません。できることから少しずつ。
「学校に行きたくない」の背景には、さまざまな要因が隠れていることがあります。診察では以下のような対応を行います。